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CASE 4 違法建築・低稼働・反社リスクを抱えた一棟マンションを再生した事例
不動産会社所有の一棟マンションについて、債権回収会社からご相談いただいた案件。
福岡県北九州市の一棟マンション。
確認申請時は10階建てでしたが、検査済証取得後に大規模な増改築が行われ、ロフト増床により実質12階建てとなり、1階駐車場部分も住居へ変更されていました。
さらに耐震上の問題も抱え、北九州市から是正指示が出されていたため、新規入居者の募集は停止。全58世帯中32世帯が空室となり、入居率は44.8%まで低下していました。
加えて、周辺200m以内には反社会的勢力の事務所が3か所存在。
違法建築、耐震不足、行政指導、低稼働、入居者退去、周辺リスクが重なった、通常では売却困難な物件でした。
債権回収会社内部では、問題の多さから売却可能価格が想定よりも大幅に低く、社内稟議すら通らない状態でした。
そこで当社にて、違法箇所、耐震問題、是正工事費、収益性、地域特性、周辺リスクを徹底的に洗い出し、「なぜこの価格でなければ買えないのか」を詳細にレポート化。
そのうえで、問題をすべて抱えた現況のまま取得しました。
取得後は、社内の一級建築士が北九州市役所建築指導課と約8か月かけて協議を行いました。その後に、施工会社等と連携し、入居者対応を行いながら違法部分の是正、ロフト・階段部分の改修、構造補強工事を実施。複数階にわたる是正対象を一つずつ解消していきました。
「誰も買わない物件」ではなく、
「誰も解決できない物件」を再生する。
本件は、タイガーキャピタルの問題解決型不動産事業を象徴する案件となりました。
一般的な不動産会社であれば、最初の段階で見送る案件だったと思います。
違法増築、耐震問題、行政指導、低稼働、退去対応、周辺リスク。問題は一つではなく、すべてが同時に存在していました。
しかし、問題が多いから価値がないのではありません。解決できる人がいないから、価値が見えなくなっているだけです。
一つずつ問題を解きほぐし、最終的に遵法性を回復させ、再び収益を生む不動産へ戻すことができました。
「誰も買わない物件」ではなく、「誰も解決できない物件」を扱う。
それが、タイガーキャピタルの仕事だと考えています。
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